全量売電型と自家消費型 工事の違いを解説します!

目次

【基礎知識】 全量売電型と自家消費型の違い

産業用太陽光発電には、【全量売電型】【自家消費型】の2種類があり、以下に詳細を記します。

全量売電型

設置した太陽光パネルで発電した電力をその名の通り、【全量、電力会社に売る(買い取ってもらう)方式】です。発電した電力を自家消費し、余剰分を電力会社に売電する【余剰電力型】というものもありますが、そちらよりも売電価格が高くなります。

自家消費型

太陽光パネルで発電した電力を自社で使用する目的で使用し、電力会社への売電は行われません。太陽光で発電したすべての電力を自社で使用しますので売電収入は望めませんが、節税や企業としての環境負荷軽減(SDGsへの対応、CO2削減)への取り組みをアピールでき、電気代の削減、非常用電源としての使用、空き地や屋根スペースの有効活用などのメリットがあります。

産業用太陽光の全量売電型と自家消費型の工事

近年、全量売電型から自家消費型の工事需要が高まってきました。既存の全量売電型の設備を自家消費型に切り替える場合などもある

全量売電型の場合

システムの配線を電力会社の送電網へ直接接続します。

(パネル)→(パワーコンディショナー)→(開閉器)→(電力量計※高圧案件においてはキュービクル)→(電力会社の送電網)

自家消費型の場合

システムの配線を既存の配線に接続します。

パネルやパワーコンディショナの設置に加え、余剰電力の逆潮流を防ぐRPR(逆電力継電器)の設置が必要です。高圧受電施設や特別高圧受電施設にはOVGR(地絡過電圧継電器)なども取りつける必要があります。この場合、キュービクル(高圧受電設備)の改造を要します。

(パネル)→(パワーコンディショナー)→(開閉器)→(高圧案件においてはキュービクル)→(既存の電気配線)

自家消費型の太陽光で必要な工事

産業用太陽光の自家消費型で必要な工事では、いくつかの装置を設置する必要があります。

その中でも代表的なものを中心に紹介しますので、確認してみましょう。

OVGR(Over Voltage Ground Relays/地絡過電圧継電器)

継電器と呼ばれる、太陽光システムの電気回路に異常をきたさないようにする保護装置です。地絡事故(なんらかの事情で、電気が地面に流れてしまうこと)を電圧の変化で感知し、回路を守ります。太陽光を含む発電設備に使われるかなり特殊な装置でもあります。

RPR(Reverse Power Relay/逆電力継電器)

こちらも継電器の一種なのですが、その名の通り、逆向きに電気が流れてしまう(逆潮流)を防ぐものです。

せっかく発電した電気も、電力消費が少ない時などに逆潮流となってしまうことがあり、それを防ぐことで、機器のダメージ、電圧品質を安定させる目的でも設置されています。

キュービクル

高圧受電設備とも呼ばれ、以下のような機器類が金属製のボックスの中に収められており、変電設備としてクリーム色の着色されたものを、よく見かけることもあるでしょう。※コンビニ、学校、ビル屋上、駐車場など

産業用太陽光では、既存キュービクルの改造や新規製作なども行い、定期的な保守管理が義務付けられています。

株式会社 MARKSの強み、メリット

株式会社MARKSは、兵庫・岡山・山口・京都・鹿児島・熊本・宮崎にて特に実績を積んでいる、産業用太陽光発電の施工専門の会社です。70件以上の高圧電気設備の実績があり、高圧電気設備に関する確かな知識とそれを扱う技術・経験があります。

施工精度を高め、一定に保つために35項目の検査基準を自主検査票を用いて検査しており、仕様書や設計図書(図面)の要求事項と基準をしっかりと合格した設備のみ引き渡しています。

弊社のメリットを整理すると、以下のようになります。

・35項目の検査基準を自主検査票を用いて検査することによって施工精度を保っています。
契約時に自主検査票を開示し、引き渡し時に提出いたします。精度が可視化され安心です。

・仕様書や設計図書(図面)の要求事項を満たしている
エンドユーザー様に精度の高い設備を安心して提供いただけます。

・丸投げ工事でも安心!プロが安全に工事しますので、安心してお任せください。

・作業日の翌日に進捗写真を提供いたします。
遠方の企業様でも写真で日々の施工状況を確認できるので工事の進捗を管理いただけます。

・工期を守ります
工程ごとの工事期間が分かる工程表を作成し、規定の工事期間に施工いたします。プロジェクトを計画通りに遂行いただけます。

・現地調査 無料
現地調査からお見積りまで無料で対応いただけます。万が一、施工を依頼しなかった場合でも費用は発生いたしません。

設置までの流れ

自家消費型の産業用太陽光パネル設置の場合、以下のようなプロセスで施工を行います。

 

1.現地調査

現地調査では、以下のようなことに気をつけて、設置スペースの確認や安全対策に力を入れています。

・既存の配置で問題なく設置できるか?

・影はかからないか?

・昇降用足場はどこに設置するのか?

→最適に設置できる場所はあるか?

・レッカーを据え付けるスペースは十分に確保できるか?

・安全対策はどのように行うか?

2.提案

提案時には以下の点を意識し、工夫しながら、最適な提案をしております。

・ロスが少なく効率的な配線ルート

・PCS設置位置、壁付け、自立型架台等

3.パネル設置

従来より需要の高かった、野立ての工事以外にも、以下のようなスペースに太陽光パネルの設置を行うことができます。

▼設置可能な場所(一例)※詳しくはご相談ください

ビル、工場・店舗屋根、物流倉庫、カーポート、隣接する遊休地 等

4.電気工事

LBSやRPRの設置スペースの確保やLBS/RPR結線作業に気を遣いながらも、弊社では自社一貫施工で、高品質と独自性ある提案と施工をお約束しております。

 

お客様に良いサービスを提供すべく、様々な部署が連携を強め、全社一丸となり施工完了までワンストップでサポート致します。

 

既存キュービクルにOVGR、RPRの取り付け工事は知識と経験が伴う技術を必要としますが多数の実績がある弊社にお任せください。

 

▼株式会社MARKS 部署紹介

部署紹介
組織図、各部署の紹介ページです。大きく建設事業部、総務部に分かれており、建設事業部の中でも架台班と電気班に分かれて工事を行っています

 

産業用太陽光設置のご相談は、以下よりお気軽にお問い合わせください。

 

▼お問い合わせページ
お問合わせフォーム
テキスト