外壁塗装は洗浄のみでも依頼できる?方法や注意点も解説

家を新築してから数年経つと、外壁の汚れが目立ってきます。手が届く範囲なら自分で掃除できるものの、外壁の全体の汚れを落として見栄えを良くしたいと悩む方は多いのではないでしょうか。今回は、外壁塗装ではなく、洗浄のみを業者に依頼できるのかを解説します。外壁洗浄のみを業者に依頼するメリット、デメリットも紹介しているため、ぜひ参考にしてください。


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外壁の洗浄のみを業者に依頼することは可能?

住宅の外壁に付着した汚れを落とすには、家庭でのセルフメンテナンスか業者に依頼するかの、2種類の方法があります。

しかし、家庭での高所作業は難しく、セルフメンテナンスで落とせる汚れは手が届く範囲に限られます。家庭の洗浄剤では落とせない頑固な汚れもあり、外壁の洗浄を業者に依頼したいと考える方は多いのではないでしょうか。

まずは、業者に外壁の洗浄のみを依頼できるか解説していきましょう。

外壁洗浄のみでも依頼できる

一般的に、業者が行う外壁のメンテナンスは、外壁塗装が主流です。劣化した塗料を塗り直すのを目的とする工事で、再塗装の前処理で外壁を洗浄します。

しかし、外壁塗装の場合は足場を組む必要があり、再塗装にかかる費用は膨大です。外壁の汚れを落としたいだけで外壁塗装を依頼するのは、現実的ではありません。

外壁の汚れを落としたいだけなら、外壁洗浄を依頼してください。外壁洗浄は汚れを洗い流すだけで、塗装はしません。外壁洗浄のみでも対応している塗装業者や工務店はあります。外壁洗浄を専門としている業者もあるので、まずは相談してみましょう。

落とせる汚れの例は、下記の通りです。

・土埃
・花粉
・排気ガス
・カビ
・藻
・コケ
・水垢

外壁洗浄は汚れが目立って住宅の見た目が古びて見えるときや、ニオイが気になるときに有効です。

こまめに汚れを落とすと、外壁の寿命が延び長持ちします。汚れを蓄積したまま放置すると外壁や塗膜の機能が低下し、劣化が進むため、定期的なメンテナンスを心がけましょう。

外壁洗浄を業者に依頼すると、家庭でのメンテナンス以上の費用がかかるデメリットがあります。しかし、外壁塗装と比較して大幅に安く済み、将来的な大規模修理を回避できるため、長い目でみてお得です。

洗浄だけではダメなケースもある

外壁洗浄を検討する際は、慎重に検討してください。洗浄だけでは不十分なケースがあるほか、洗浄によって塗料の効果を洗い流し、塗料の剥がれや外壁の劣化を早めるリスクがあります。

外壁の洗浄のみで対応できないのは、次に該当するケースです。外壁塗装や外壁補修を検討してください。

・外壁の汚れや経年劣化が激しい
・塗料が粉状に剥がれるチョーキング現象が起こっている
・塗膜が剥がれている
・下地の損傷がある

一度専門の業者に相談し、外壁を見てもらった上でプロの目で判断してもらいましょう。

外壁洗浄のみを業者に依頼するメリット・デメリット

外壁洗浄のみを業者に依頼するのは、メリットとデメリットの両方があります。それぞれを詳しく解説します。

外壁洗浄のみを業者に依頼するメリット

外壁洗浄のみを業者に依頼するメリットは、下記の通りです。

費用が安く済む

洗浄のみを依頼するメリットとしてまずあげられるのは、費用の問題です。外壁洗浄では足場を組まずに施工できるケースが多く、比較的低価格で外壁をキレイにできます。

外壁塗装の費用が高いのは、足場を組む必要があるからです。金属部材の確保、足場組みをする人件費、飛散防止のネット代と、足場だけでも数十万円の費用がかかります。

その点、洗浄のみなら足場を組まないケースが多いため、大きく費用を節約できます。外壁塗装と比較すると、半分以下の費用で施工できる可能性もあるほどです。

しかし、住宅の構造によっては足場を組む必要があるため、費用を比較して検討しましょう。

短い工期で施工できる

短い工期で施工できるのも、メリットのひとつです。足場を組まない分、洗浄のみなら施工期間を短縮できます。

一般的に、外壁塗装では工期完了まで1~2週間前後の日数がかかります。現場を調査して足場を組む、外壁を洗浄する、塗装する、塗料を乾燥させる、足場の撤去と、工程が多く複雑です。天候によっては、さらに工期が伸びかねません。

一方、洗浄だけなら1~2日で作業が完了します。住宅まわりに足場が組まれていると日当たりが悪くなったり出入りしにくくなったりしがちですが、その点でも外壁洗浄は生活に与える影響が少なめです。

近隣に迷惑をかけずに済む

洗浄のみを依頼するメリットには、近隣に迷惑をかけにくいこともあげられます。足場を組まないぶん、洗浄のみならまわりに与える影響が少なめです。

外壁塗装で足場を組む際は、金属部材同士がぶつかると騒音や振動が発生します。また、塗装する際にも飛沫やニオイがでて多少なりとも近隣住宅に迷惑を掛ける可能性があります。

特に密集した住宅地だと近隣トラブルに発展するリスクがありますが、洗浄だけなら周囲に迷惑をかけにくく、生活環境を害しません。

外壁洗浄のみを業者に依頼するデメリット

引き続き、外壁洗浄のみを業者に依頼するデメリットをみていきましょう。

劣化した外壁には効果がないことがある

住宅にとって洗浄が有効かどうかは、外壁の状況に左右されます。外壁にひび割れや損傷がある場合は、洗浄で汚れを落としても劣化を防げません。明らかな損傷のある外壁には塗装が必要なので、安易に選べないデメリットがあります。

建物によっては対応できないことがある

構造的に外壁洗浄で対応できない建物もあります。例えば、足場を組まないのが前提の施工の場合は、高層階の洗浄はできません。そのほか、建物が複雑な形状だと外壁の洗浄が難しくなります。

外壁洗浄のみを依頼するのにかかる費用の目安

外壁洗浄のみを業者に依頼する費用は、下記の要因によって左右されます。

・洗浄する面積
・建物の種類や構造
・外壁材の種類
・汚れの種類
・洗浄方法や使用する機材

面積でいえば、洗浄する面積が広ければそのぶん費用は高くなります。一戸建ての場合は、外壁1面あたり11万円からが目安です。しかし、アパートやマンションなどの集合住宅だと1面あたり16万円からと、建物の種類や階層によっても費用は変わります。

業者が使う洗浄機材も費用に影響を与えます。ブラシを使用して洗浄する場合の費用相場は1㎡あたり1,000円前後からですが、ブラシの種類によっても価格設定はさまざまです。

外壁洗浄で落とせる汚れはそれぞれ性質が違い、必要な洗浄剤は異なります。ブラシだけでは落ちない場合は薬品などの追加費用が発生するため、実際に現地調査した上で、業者に判断してもらいましょう。

外壁洗浄にかかる費用の価格設定は、業者によっても異なります。洗浄を依頼する場合は複数に声をかけて相見積りを取り、費用を比較して納得できる業者を選んでください。思った以上に費用がかかる場合は、洗浄する場所を絞ってコストを抑える方法もあるため、相談してみましょう。

なお、外壁洗浄にかかる費用については、下記の記事で詳しく紹介しています。あわせて参考にしてください。

外壁掃除を業者に依頼すると費用はどのくらい?業者選びのポイントも解説

外壁洗浄の依頼ならネオピカにお任せ

外壁洗浄を依頼するなら、専門業者がおすすめです。外壁や塗料に関する知識があり、ブラシをはじめとする機材を有する専門業者なら、安心して大切な外壁のメンテナンスを任せられます。

外壁洗浄ネオピカは、外壁洗浄の専門業者です。外壁にダメージを与えずに、スピーディーに気になる汚れをキレイに落とせます。

外壁洗浄にはロングブラシをメインに使っており、足場を組む必要がありません。その分、費用を削除できるため、なるべく節約したいご家庭にもぴったりです。

また、実際に現地を確認してからの事前見積りにも対応しています。外壁の汚れが気になり始めたら、まずはお電話でご相談ください。

まとめ

外壁塗装のタイミングがまだ先の場合、洗浄のみでも業者に依頼できます。こまめに汚れを落とせば外壁が長持ちするため、定期的にメンテナンスしてください。洗浄のみなら足場を組む必要がなく、外壁塗装と比べると費用や期間を大きく抑えられます。外壁の汚れが気になる場合は専門業者に相談して、外壁材に与えるダメージを防いで洗浄しましょう。