外構の掃除方法|汚れの原因や放置するリスク・予防法まで

外構は家の顔ともいえるところですが、室内で過ごしているときはあまり目に入らないためか、ついつい掃除せず、放置してしまっている方もいるのではないでしょうか。しかし、外構の汚れを放置すると、さまざまな問題が生じる可能性があります。今回は、外構が汚れる原因や掃除方法、外構の汚れを予防する方法などについて紹介します。


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外構の汚れを掃除せずに放置するリスク

外構とは、門や玄関アプローチやテラス、カーポートなどの家の外観を構築している構造物全体のことです。家を見たときに最初に目に入る、まさに家の顔とも呼べるところなので、汚れたまま放置していると、家が古く見えたり荒れて見えたりと印象が悪くなってしまいます。

屋外にある外構には、日々さまざまな汚れが蓄積します。放置するほど汚れが落ちにくくなり、ますます暗く寂れた印象になっていくでしょう。サビたりささくれたりしている箇所で、子どもやペットがケガをするおそれもあります。

さらに、外構の汚れを放置すると防犯性が下がるというリスクもあります。侵入を画策している人物からは、「手入れされていない家=管理が甘く防犯意識が低い家」と判断されるためです。

特に、雑草が生えっぱなしで見通しが悪かったり、雨戸やシャッターなどが壊れたまま放置されていたりする家は狙われやすいといわれています。

外構の汚れの原因とは

外構は屋外にある設備なので、雨風や排気ガス、ホコリ、花粉、雪などさまざまなものに晒されることで汚れていきます。「雨で汚れが洗い流されないのか」と思う方もいるでしょう。

しかし、外壁に蓄積した汚れは少々の雨では落ちきれず、雨だれとなって外壁を汚します。そもそも雨自体にも排気ガスや炭酸カルシウムなどの汚染物質が混じっているため、それが外壁を汚す原因になる場合もあるのです。

軽く汚れる程度で済めば良いのですが、長期間汚れを放置しているとサビやコケ、カビなどの頑固で落としにくい汚れが付いてしまうこともあります。

また、近隣に工場がある場合は、そこから排出された鉄粉が外壁の汚れの原因になるケースもあります。鉄粉による汚れは業者でも洗浄するのが難しいため、自力で掃除しても落とし切れないでしょう。

外構の掃除方法

外構の掃除方法は場所や素材などによって異なります。ここでは、玄関ドア・塀・門扉・ウッドデッキ・カーポートの掃除方法を解説します。

玄関ドア

毎日触れる玄関ドアは汚れが溜まりやすい場所です。また、汚れると目に付きやすいので、定期的に掃除しましょう。

【木製の玄関ドアの場合】
1.乾いた雑巾やハンディモップなどでホコリや砂を落とす
2.固く絞った雑巾で水拭きする
3.乾いた雑巾で乾拭きする

水拭きだけでは落ちない頑固な汚れは、水で薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて、やさしくこすりましょう。取っ手の隙間などの狭い部分は、綿棒や歯ブラシなどを使うと便利です。

水拭きに弱い場合は、雑巾で乾拭きした後に玄関ドア用のワックスを雑巾に含ませて拭きましょう。

【金属製の玄関ドアの場合】
1.固く絞った雑巾で水拭きする
2.乾いた雑巾で乾拭きする

玄関ドアの外側は水洗いしてもOKです。木製の玄関ドアと同じく、汚れが落ちにくい場合は水で薄めた洗剤を使用しましょう。

塀は排気ガスやホコリなどが蓄積しやすく、カビやコケなども発生しやすいため下記の手順で掃除しましょう。

【レンガの塀の場合】
1.ホースで水をかける
2.柔らかいスポンジやブラシで汚れをこすり落とす
3.再度水をかけて洗い流す

【ブロック塀の場合】
1.ホースで水をかける
2.柔らかいスポンジやブラシで汚れをこすり落とす
3.再度水をかけて洗い流す
4.10倍に希釈した塩素系漂白剤をスポンジに含ませて、少しずつブロック塀につける
5.20~30分ほど放置する
6.再度水をかけて洗い流す

門扉

門扉は最初に人目に触れるところなので、汚れていると家の印象が悪くなってしまいます。また、汚れを放置するとサビて穴があいてしまうことがあるため、定期的にお手入れしましょう。

【木製の門扉の場合】
1.柔らかいスポンジやブラシ、クロスなどでやさしく汚れを落とす
2.必要に応じて劣化防止用の保護塗料を塗り直す

木製の門扉は水に弱いため、水洗いするのは避けてください。また、保護塗料は徐々に劣化していくため、長くキレイな状態を保つためにも1年に1回を目安に塗り直しましょう。

【金属製の門扉の場合】
1.固く絞った雑巾で水拭きする
2.乾いた雑巾で乾拭きする

サビが付いている場合は、サビを落としておきましょう。スチール製の門扉のサビは紙やすりやスチールたわし、アルミ製の門扉のサビは紙やすりやワイヤーブラシを使ってこすり落とします。サビを落とした後は、サビ防止剤を塗布して塗装し直しましょう。

ウッドデッキ

ウッドデッキは砂埃や泥、飲食物のシミなどの汚れが付きやすい場所です。また、木でできているため、汚れを放置するとカビが発生する場合があります。下記の手順で定期的に掃除しましょう。

1.ホウキで砂埃や細かなゴミを掃き掃除する
2.ウッドデッキ全体に水をかけて汚れを洗い流す
3.頑固な汚れをデッキブラシでこすり落とす
4.再度水をかけて洗い流す

水洗いの目安は月1回です。汚れがひどい場合は中性洗剤を使用してもかまいません。天然木は傷がつきやすいので、強くこすらないように注意しましょう。

また、1~2年に1回を目安に木材保護塗装を行うと、キレイな状態を維持しやすくなります。

カーポート

カーポートの汚れを放置すると、カーポートが腐食したり雨樋(あまどい)にゴミや汚れが詰まって雨水が溢れてしまったりすることがあります。屋根や雨樋、柱などを定期的に掃除しましょう。

【屋根】
1.ゴミや葉っぱなどを取り除く
2.ホースで全体に水をかける
3.柔らかい柄付きのモップやブラシで汚れをやさしくこすり落とす

こちらも頑固な汚れには中性洗剤を使用してOKです。脚立を使って高所で作業する必要があるため、落下しないよう注意しましょう。

【雨樋】
1.ドレンエルボ(雨樋の詰まり防止のためのパーツ)のキャップを外し、中に溜まったゴミを取り除く
2.柔らかいブラシで雨樋の汚れをやさしくこすり落とす

【柱や支柱】
1.固く絞った雑巾で水拭きする
2.乾いた雑巾で乾拭きする

カーポートの柱や支柱も、汚れが落ちにくいときは中性洗剤を使用します。洗剤を使った後は水拭きで洗剤を落とし、乾拭きで仕上げましょう。

外構の汚れを予防するには

外構の汚れを放置すると、見た目によくなかったり防犯性が下がったりするため、できるだけ汚れないようにしたいところです。そこで、外構の汚れを予防する方法を紹介します。

定期的に自分で掃除する

外壁の汚れを長く放置すると、汚れが染み付き落としにくくなります。カビやコケなどが発生する場合があるので、気が付いたときにホウキで掃き掃除したり水拭きしたりして、汚れを溜め込まないようにしましょう。

定期的に業者に掃除を依頼する

外構を自力でキレイにするのは限界があるので、定期的に業者に掃除を依頼することも検討しましょう。業者に依頼すれば、自分では気づかなかったり手が届かなかったりするところまでキレイにしてもらえます。

また、清掃後に汚れ防止の処置までしてもらえることが多いため、長期間キレイな状態を保てます。

まとめ

外構の汚れを放置すると、家の見た目が悪くなるだけではなく、子どもやペットがケガをしたり防犯面で問題が出たりするリスクもあります。汚れは時間が経つほど落としにくくなるため、こまめに掃除してキレイな状態を維持することが大切です。

とはいえ、外構全体を自力で掃除するのは大変なので、定期的に業者に掃除を依頼することも検討しましょう。

外壁洗浄ネオピカなら、外壁はもちろん玄関アプローチやテラス、カーポートなどの外構の汚れもまとめてキレイにできます。

プロが状態や素材に合った洗浄剤や道具を使って掃除するため、外構を傷めることがなく、自力で掃除するよりもキレイに仕上がるのが魅力です。

明朗会計で、見積りに記載した金額以外を請求することはありません。外構の汚れにお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。