カーポートの掃除方法|汚れを落とす手順や道具、注意点を解説

カーポートがあると、車を雨風や日光から守ったり、悪天候でも濡れずに車に乗り降りできたりして便利です。 しかし、カーポートの掃除方法がわからず、設置してから掃除をしたことがない方もいるのではないでしょうか。カーポートの汚れを放置すると、腐食しやすくなったり雨樋がつまり雨水がオーバーフローしてしまったりするため定期的な掃除が必要です。 そこで今回は、カーポートの掃除方法や注意点、掃除の際に役立つ道具などについて解説します。


この記事は約6分で読み終わります。

カーポートの汚れの原因は?

カーポートは屋外に設置する設備なので、下記のような原因により汚れます。

・雨風
・鳥の糞
・花や葉
・動物の足跡

「雨が汚れを洗い流すのでは」と思う方もいるでしょう。しかし、雨には大気中のホコリや排気ガスなどが含まれており、雨が降るとそれらの汚れもカーポートの屋根に付着します。

また、強い風で舞い上がった砂ぼこりが蓄積したり、鳥に糞を落とされたりして汚れることも少なくありません。花びらや葉、小枝などが雨樋に溜まると、雨水が排出できなくなってオーバーフローすることもあります。

カーポートの掃除に役立つ道具

カーポートはそれなりに高さがあるので、何を使ってどのように掃除したら良いのかわからない方もいるでしょう。まずは、カーポートの掃除に役立つ道具を紹介します。

スポンジ・モップ・雑巾・ブラシ

カーポートの掃除をするときは、スポンジやモップ、雑巾、ブラシなどを用意しておくのがおすすめです。

スポンジやモップは、長めの柄が付いたものを選びましょう。カーポートの屋根は高く、幅も奥行きも広めなので、柄がないスポンジやモップでは手が届きません。

また、柄の長さが調節できるものだと、ギリギリ手が届かないところでも柄を伸ばせば届くことがあり便利です。

柱部分は傷が付かないように、柔らかいスポンジや雑巾を使って掃除しましょう。また、雨樋は幅の狭い部分があるので、小さめのブラシを用意しておくとスムーズに掃除できます。

中性洗剤

カーポートは基本的に水のみで掃除できますが、汚れが落ちない場合は中性洗剤を使いましょう。食器用洗剤はほとんどが中性洗剤ですが、念のため成分を確認してください。

汚れをしっかり落としたいからといって、アルカリ性・酸性・塩素系の洗剤を使ってはいけません。アルカリ性・酸性・塩素系の洗剤はカーポートの屋根に使われている素材に合っておらず、使用するとひび割れや変形が起きたり、透明感が失われたりするおそれがあります。

軍手・ビニール手袋・マスク

カーポートを掃除するときは、手が汚れたりケガをしたりするのを防止するために軍手を着用しましょう。

また、鳥の糞が付いているときは、ビニール手袋を着用します。鳥の糞には病原菌が含まれている可能性が高く、素手で触れると感染するおそれがあるためです。空気中のホコリや細菌類を吸い込むのも危険なので、マスクも着けておきましょう。

ホース

カーポートの屋根に水をかけるために、ホースも用意しておきましょう。カーポートのサイズや水道からカーポートまでの距離を考えた上で、奥まで届く長さのホースを選びましょう。

可能であればシャワーとストレートを切り替えたり、手元で水を止めたり出したりできるノズルも用意しておくと便利です。

脚立

カーポートの屋根は高いので、隅々まで掃除するには脚立が必要です。低い脚立で無理をして掃除しようとすると落下する危険があるので、屋根の高さに合わせて選びましょう。

カーポートの掃除方法

次に、カーポートの掃除方法を紹介します。具体的な手順は下記の通りです。

1.ゴミを取り除き水で流す
2.屋根の汚れを落とす
3.雨樋を掃除する
4.屋根の裏側・柱の汚れを落とす
5.から拭きする

各ステップの詳細を解説します。

ステップ1|ゴミを取り除き水で流す

まずはカーポートの屋根に溜まった花びらや葉、小石、ゴミなどを取り除きましょう。花びらや葉などは濡れると落としにくくなるので、掃除の最初の段階で取り除くことが重要です。すべて取り除き終わったら、ホースで屋根全体に水を流します。

ステップ2|屋根の汚れを落とす

続いて、カーポートの屋根の汚れを落とします。大体の汚れは水だけで落ちるので、洗剤は使わずに水とスポンジやモップ、雑巾などを使って掃除してみましょう。

どうしても水のみでは落ちない汚れがあるときは、中性洗剤を水で薄めたものをスポンジやモップに付けて掃除します。

ステップ3|雨樋を掃除する

屋根の掃除が終わったら、雨樋の掃除に移ります。雨樋と排水管の間にドレンエルボという、詰まり防止用のパーツがあるため、まずはドレンエルボ内に溜まっているゴミを除去しましょう。

ドレンエルボのキャップを外したときに、中に溜まったゴミと泥水が溢れ出てくることがあるので注意してください。

続いて、雨樋に溜まっている葉やゴミも取り除いておきます。ゴミの除去が終わったら、雨樋とドレンエルボのキャップをブラシで掃除しましょう。

ステップ4|屋根の裏側・柱の汚れを落とす

次にカーポートの屋根の裏側と柱を掃除します。スポンジや雑巾を水で濡らして、屋根の裏側や屋根を支えている梁と垂木、柱の汚れを拭き取りましょう。頑固な汚れには水で薄めた中性洗剤を使ってください。

ステップ5|から拭きする

最後に水跡が残るのを防ぐために、全体を乾拭きします。洗剤を使った場合は、1度水拭きした後にから拭きして洗剤が残らないようにしましょう。

カーポートを掃除するときの注意点

カーポートを掃除するときに、いくつか注意が必要なことがあります。詳しくみていきましょう。

屋根の上に乗らない

カーポートを掃除するときに、屋根の上に乗ったり重いものを置いたりしてはいけません。カーポートの屋根は、人間の重さに耐えられるようには設計されていないためです。体重をかけたり重いものを置いたりすると、破損したり転落したりするおそれがあります。

また、屋根に置いたものが落下して下にいる人に当たってケガをさせたり、車に当たって傷つけてしまったりするリスクもあります。

2人以上で掃除する

カーポートの掃除では脚立を使うため、2人以上で作業するようにしましょう。脚立に乗りながらの掃除は不安定になりやすく、1人で作業すると落下するなどの事故が起こる可能性があります。1人が掃除を行い、もう1人が脚立を支えてサポートするといったように役割を分担しましょう。

近隣へ配慮する

カーポートを掃除するときは、近隣への配慮も欠かせません。カーポートの屋根に溜まっていたゴミや洗い流した汚れ、水などが隣家に飛散し、隣家を汚したり洗濯物を濡らしたりすると大きなトラブルに発展する場合があります。

汚れや水が隣家に飛ばないよう養生する、事前に清掃日を伝えておくなどしてトラブルを防止しましょう。

カーポートの掃除を業者に依頼することも可能

カーポートの掃除は高所作業が多く、危険がともないます。また、蓄積した汚れがなかなか落ちなかったり、鳥の糞など健康被害の出るおそれがあるものが付着していたりするため、業者に依頼するのが安心です。

外壁洗浄ネオピカでは、外壁洗浄はもちろんカーポートの掃除にも対応しています。外壁洗浄のプロが、専門の器具と洗浄剤を使って掃除するため仕上がりが違います。

見積りでお伝えした以上の追加費用をいただくことはなく、明朗会計で安心です。最短当日でお見積りにお伺いできますので、カーポートや外壁をキレイにしたい方は、ぜひお問い合わせください。

まとめ

カーポートは雨風や鳥の糞などで、日々汚れていきます。そのまま放置すると腐食したり雨水がオーバーフローしたりする可能性があるので、定期的に掃除しましょう。脚立や柄付きのモップ、ホースなどがあれば自力でも掃除可能です。

ただし、高所作業が多いため、なるべく2人以上で作業するようにしましょう。一緒に作業できる人がいない、高所作業に慣れていないなどの場合は、無理をせずに業者に依頼するのがおすすめです。